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2010/02/22 :: グリストラップで油分解 『表層ばっ気トレー』
― ばっ気トレー内で光合成細菌が油を分解 ―
!!$img3!!
テクノ環境機器(株)・ラボテック(株)共同研究体は、平成21年度広島市環境関連製品・技術開発補助金の対象として承認された「光合成細菌による油含有温排水の分解処理技術の開発」に、広島国際学院大学佐々木健研究室と共同して取り組み、油分の分解効率を高めた排水処理システムを完成させました。
これは、レストラン等の厨房廃水に含まれる油分を分解処理するシステムで、食器洗浄機やシンクの排水口から油分を分解する有用微生物を廃水中に供給し、排水溝および排水槽(グリストラップ)内で油分を分解する仕組みです。
レストランに食器洗浄機が普及して、厨房排水は高温化(40〜60℃)の傾向にあり、また強いアルカリ性洗剤の使用など微生物が生存して機能するには厳しい状況にあります。更に、油は水に浮きますが微生物は水中に沈みますから、かき混ぜないと油と微生物が出会うことができないし、グリストラップ内で浮上分離した油をかき混ぜると、油と沈殿物が、下水道に流出するおそれがあります。!!$img1!!
このような状況で、一昨年、広島国際学院大学佐々木健教授は、高温排水(40〜60℃)中でも生存して油分を分解することができる耐熱性光合成細菌Rhodobacter Sphaeroides NAT (受託番号:FERM P-21486)を新しく分離に成功しました。
!!$img2!!
この菌あるいは菌がつくる酵素を食器洗浄機やシンク排水口付近の排水溝に滴下して、グリストラップまでの流路を浄化し、また、寒天質の直径2センチメートルほどの球に封じ込めた(光合成細菌ビーズ)数十から百個を、グリストラップ内に設けたトレー状の浅瀬に入れて表層ばっ気することによって、トレー内に流入する廃液を中和しつつ、光合成細菌が長く滞留することにより高い濃度で効率的に油を分解するシステムを完成させました。特許出願(特願2010-032922)
グリストラップでは、廃水の流入区に続く捕集区(板で仕切られた区域)で油は浮上し、油が抜けた廃水はトレーの下を通って放流区に移り、下水道に放流されます。一方、捕集区で浮上した油はトレー内に流入します。トレーの内容量は小さいので、金魚鉢のエアーレーション程度で油を分解します。グリストラップ内、廃水上部の空気を使う小規模ばっ気なので、臭気は外部に流出しません。
― ばっ気トレー内で光合成細菌が油を分解 ―
!!$img3!!
テクノ環境機器(株)・ラボテック(株)共同研究体は、平成21年度広島市環境関連製品・技術開発補助金の対象として承認された「光合成細菌による油含有温排水の分解処理技術の開発」に、広島国際学院大学佐々木健研究室と共同して取り組み、油分の分解効率を高めた排水処理システムを完成させました。
これは、レストラン等の厨房廃水に含まれる油分を分解処理するシステムで、食器洗浄機やシンクの排水口から油分を分解する有用微生物を廃水中に供給し、排水溝および排水槽(グリストラップ)内で油分を分解する仕組みです。
レストランに食器洗浄機が普及して、厨房排水は高温化(40〜60℃)の傾向にあり、また強いアルカリ性洗剤の使用など微生物が生存して機能するには厳しい状況にあります。更に、油は水に浮きますが微生物は水中に沈みますから、かき混ぜないと油と微生物が出会うことができないし、グリストラップ内で浮上分離した油をかき混ぜると、油と沈殿物が、下水道に流出するおそれがあります。!!$img1!!
このような状況で、一昨年、広島国際学院大学佐々木健教授は、高温排水(40〜60℃)中でも生存して油分を分解することができる耐熱性光合成細菌Rhodobacter Sphaeroides NAT (受託番号:FERM P-21486)を新しく分離に成功しました。
!!$img2!!
この菌あるいは菌がつくる酵素を食器洗浄機やシンク排水口付近の排水溝に滴下して、グリストラップまでの流路を浄化し、また、寒天質の直径2センチメートルほどの球に封じ込めた(光合成細菌ビーズ)数十から百個を、グリストラップ内に設けたトレー状の浅瀬に入れて表層ばっ気することによって、トレー内に流入する廃液を中和しつつ、光合成細菌が長く滞留することにより高い濃度で効率的に油を分解するシステムを完成させました。特許出願(特願2010-032922)
グリストラップでは、廃水の流入区に続く捕集区(板で仕切られた区域)で油は浮上し、油が抜けた廃水はトレーの下を通って放流区に移り、下水道に放流されます。一方、捕集区で浮上した油はトレー内に流入します。トレーの内容量は小さいので、金魚鉢のエアーレーション程度で油を分解します。グリストラップ内、廃水上部の空気を使う小規模ばっ気なので、臭気は外部に流出しません。
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2010/02/22
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― ばっ気トレー内で光合成細菌が油を分解 ―
テクノ環境機器(株)・ラボテック(株)共同研究体は、平成21年度広島市環境関連製品・技術開発補助金の対象として承認された「光合成細菌による油含有温排水の分解処理技術の開発」に、広島国際学院大学佐々木健研究室と共同して取り組み、油分の分解効率を高めた排水処理システムを完成させました。
これは、レストラン等の厨房廃水に含まれる油分を分解処理するシステムで、食器洗浄機やシンクの排水口から油分を分解する有用微生物を廃水中に供給し、排水溝および排水槽(グリストラップ)内で油分を分解する仕組みです。
レストランに食器洗浄機が普及して、厨房排水は高温化(40〜60℃)の傾向にあり、また強いアルカリ性洗剤の使用など微生物が生存して機能するには厳しい状況にあります。更に、油は水に浮きますが微生物は水中に沈みますから、かき混ぜないと油と微生物が出会うことができないし、グリストラップ内で浮上分離した油をかき混ぜると、油と沈殿物が、下水道に流出するおそれがあります。
このような状況で、一昨年、広島国際学院大学佐々木健教授は、高温排水(40〜60℃)中でも生存して油分を分解することができる耐熱性光合成細菌Rhodobacter Sphaeroides NAT (受託番号:FERM P-21486)を新しく分離に成功しました。
この菌あるいは菌がつくる酵素を食器洗浄機やシンク排水口付近の排水溝に滴下して、グリストラップまでの流路を浄化し、また、寒天質の直径2センチメートルほどの球に封じ込めた(光合成細菌ビーズ)数十から百個を、グリストラップ内に設けたトレー状の浅瀬に入れて表層ばっ気することによって、トレー内に流入する廃液を中和しつつ、光合成細菌が長く滞留することにより高い濃度で効率的に油を分解するシステムを完成させました。特許出願(特願2010-032922)
グリストラップでは、廃水の流入区に続く捕集区(板で仕切られた区域)で油は浮上し、油が抜けた廃水はトレーの下を通って放流区に移り、下水道に放流されます。一方、捕集区で浮上した油はトレー内に流入します。トレーの内容量は小さいので、金魚鉢のエアーレーション程度で油を分解します。グリストラップ内、廃水上部の空気を使う小規模ばっ気なので、臭気は外部に流出しません。
【修正】