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2009/05/26 :: 鉄をステンレスに変える 【溶接ニュース】
!!$img1!! 鉄(普通鋼)をステンレスに変える。環境関連機器を取り扱うテクノ環境機器では、こんなユニークな製品を販売している。
見た目もはたらきもステンレスに仕上がる「ステンレスコート」=写真=は優れた防錆力と長寿命を特長とするステンレス箔入りの工業用塗料で、ペイント感覚でどんな材料に対しても手軽にステンレス箔の皮膜を形成することができる。厚さ0・3ミクロンの研磨されたステンレス薄片1枚1枚の積み重ねによって、魚の鱗のような連続した積層皮膜となり、水や空気との接触を完全に遮る仕組みだ。
ステンレスコートは一般の塗料と同様に刷毛やローラー、吹き付け装置などを使って、簡単にSUS316Lの連続皮膜を形成し、完璧な保護性能を発揮する。
ステンレス部材の仕上げや補修工程を酸洗やブラストから塗装に変えることで工程を省略できるほか、素材を鉄に変えてステンレス塗装を施すなど、コスト低減のための用途が広い。
さらに、ステンレス溶接焼け部分の遮蔽塗装、溶接や機械加工によるステンレス不動態皮膜欠損部の防錆、ステンレス槽内面の防錆強化など面白い用途もある。また、看板用のアルミ鋳造品の外観をステンレスに見せる耐蝕仕上げや、アルミポールを塗装によりメタリックブラウンにすることができる。
ステンレスコートは用途に応じて次の6種類がある。
@一般外装用PUタイプ、
A塗りっぱなしは梨地、磨けば鏡面やヘアラインもできる装飾用SBタイプ、
Bボイラーや煙道などに耐熱650℃のSILタイプ、
Cタンク内面には海水や酸に強いVIタイプ、
D食品・化学設備には、酸・アルカリ・塩・水に強い重防蝕EPタイプ、
E食品容器や飲料水槽の内面にはEPFタイプ。
既に自治体や多くの製造工場で同製品が採用されており、街路備品などの下塗りやメタリック仕上げ、食品機械などのマシンフレームをステンレスから鉄に切り替えて、あるいはステンレス構造物へのステンレス塗装仕上げを実施するといった動きも出てきているという。
問い合わせは、電話082-296-8160まで。
!!$img1!! 鉄(普通鋼)をステンレスに変える。環境関連機器を取り扱うテクノ環境機器では、こんなユニークな製品を販売している。
見た目もはたらきもステンレスに仕上がる「ステンレスコート」=写真=は優れた防錆力と長寿命を特長とするステンレス箔入りの工業用塗料で、ペイント感覚でどんな材料に対しても手軽にステンレス箔の皮膜を形成することができる。厚さ0・3ミクロンの研磨されたステンレス薄片1枚1枚の積み重ねによって、魚の鱗のような連続した積層皮膜となり、水や空気との接触を完全に遮る仕組みだ。
ステンレスコートは一般の塗料と同様に刷毛やローラー、吹き付け装置などを使って、簡単にSUS316Lの連続皮膜を形成し、完璧な保護性能を発揮する。
ステンレス部材の仕上げや補修工程を酸洗やブラストから塗装に変えることで工程を省略できるほか、素材を鉄に変えてステンレス塗装を施すなど、コスト低減のための用途が広い。
さらに、ステンレス溶接焼け部分の遮蔽塗装、溶接や機械加工によるステンレス不動態皮膜欠損部の防錆、ステンレス槽内面の防錆強化など面白い用途もある。また、看板用のアルミ鋳造品の外観をステンレスに見せる耐蝕仕上げや、アルミポールを塗装によりメタリックブラウンにすることができる。
ステンレスコートは用途に応じて次の6種類がある。
@一般外装用PUタイプ、
A塗りっぱなしは梨地、磨けば鏡面やヘアラインもできる装飾用SBタイプ、
Bボイラーや煙道などに耐熱650℃のSILタイプ、
Cタンク内面には海水や酸に強いVIタイプ、
D食品・化学設備には、酸・アルカリ・塩・水に強い重防蝕EPタイプ、
E食品容器や飲料水槽の内面にはEPFタイプ。
既に自治体や多くの製造工場で同製品が採用されており、街路備品などの下塗りやメタリック仕上げ、食品機械などのマシンフレームをステンレスから鉄に切り替えて、あるいはステンレス構造物へのステンレス塗装仕上げを実施するといった動きも出てきているという。
問い合わせは、電話082-296-8160まで。
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2010/02/22
グリストラップで油分解 『表層ばっ気トレー』
[新着情報]
― ばっ気トレー内で光合成細菌が油を分解 ―
テクノ環境機器(株)・ラボテック(株)共同研究体は、平成21年度広島市環境関連製品・技術開発補助金の対象として承認された「光合成細菌による油含有温排水の分解処理技術の開発」に、広島国際学院大学佐々木健研究室と共同して取り組み、油分の分解効率を高めた排水処理システムを完成させました。
これは、レストラン等の厨房廃水に含まれる油分を分解処理するシステムで、食器洗浄機やシンクの排水口から油分を分解する有用微生物を廃水中に供給し、排水溝および排水槽(グリストラップ)内で油分を分解する仕組みです。
レストランに食器洗浄機が普及して、厨房排水は高温化(40〜60℃)の傾向にあり、また強いアルカリ性洗剤の使用など微生物が生存して機能するには厳しい状況にあります。更に、油は水に浮きますが微生物は水中に沈みますから、かき混ぜないと油と微生物が出会うことができないし、グリストラップ内で浮上分離した油をかき混ぜると、油と沈殿物が、下水道に流出するおそれがあります。
このような状況で、一昨年、広島国際学院大学佐々木健教授は、高温排水(40〜60℃)中でも生存して油分を分解することができる耐熱性光合成細菌Rhodobacter Sphaeroides NAT (受託番号:FERM P-21486)を新しく分離に成功しました。
この菌あるいは菌がつくる酵素を食器洗浄機やシンク排水口付近の排水溝に滴下して、グリストラップまでの流路を浄化し、また、寒天質の直径2センチメートルほどの球に封じ込めた(光合成細菌ビーズ)数十から百個を、グリストラップ内に設けたトレー状の浅瀬に入れて表層ばっ気することによって、トレー内に流入する廃液を中和しつつ、光合成細菌が長く滞留することにより高い濃度で効率的に油を分解するシステムを完成させました。特許出願(特願2010-032922)
グリストラップでは、廃水の流入区に続く捕集区(板で仕切られた区域)で油は浮上し、油が抜けた廃水はトレーの下を通って放流区に移り、下水道に放流されます。一方、捕集区で浮上した油はトレー内に流入します。トレーの内容量は小さいので、金魚鉢のエアーレーション程度で油を分解します。グリストラップ内、廃水上部の空気を使う小規模ばっ気なので、臭気は外部に流出しません。
posted at 2010/02/22 15:03:13
lastupdate at 2010/09/22 16:35:44
【修正】
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